若手放射線科医の声

放射線診断科 勤務 有澤亜津子先生

自分の世界を持ちつつ、幸せな家庭を築きたい

◆息子の寝顔が働くエネルギーに

arisawa2013年10月に長男を産み、2014年4月に職場復帰したばかりです。医師になって8年目、放射線科に入って5年目。医師という自分の世界を持ちつつ、平凡で幸せな家庭を築く--。そんな私のビジョンの第一歩を踏み出したところです。職場でのブランクをなるべく少なくしたかったので、産休前から上司の先生と相談し、早い段階での復帰を目指してきました。育児との両立は想像以上に大変です。でも、息子の寝顔を見ると、どんなに疲れていても、がんばろうと思えるから不思議です。息子に働くエネルギーをもらいながら、一方で、働く私の背中を見て、たくましく育ってほしいと願っています。

◆子育て中の医師が働きやすい職場環境

放射線科には子育て中の医師が私を含めて5人おります。昨年から今年にかけて4人が出産しました。周囲の先生方に理解があり、勤務時間や業務内容も配慮してもらうなど、働きやすい職場環境にずいぶん助けられています。平日は午前9時から午後5時ぐらいまで。週に3日は午後に関連病院や検診施設へ出向き、読影しています。復帰したばかりということで、自分のペースで時間をかけてじっくり画像を見させてもらっており、ブランクを埋めるのに非常に助かっています。休みの土日は息子との時間に充てたり、勉強したりしています。

◆専門は頭部画像診断

arisawa2もともと脳疾患に興味があり、頭部画像診断を専門にしています。現在の医療は画像診断なくして成り立たちません。なかでも頭部は画像診断がより重要になってくる領域だと思います。2013年に専門医となり、いまは大学院の2年目。次の目標は診断専門医の資格を取得することです。思い込みや見落としをなくすためにも、画像を見るうえで土台となる知識を身につけることが重要になってきます。ここは、臨床だけでなく研究もしっかりしているので、学び甲斐もあります。今後はさらに勉強会やカンファレンスへの参加を増やし、知識の習得に励んでいきたいと思っています。

Q&A

放射線科の魅力は?

体の中を見られる点です。治療には非常に有効な手段で、医療の中で放射線科が担う役割が高まっています。以前はなかったMRIが今では当たり前になり、画像の技術も日々進歩しています。進化のスピードが早い点でも、面白い分野だと思います。また、土日が休みの場合が比較的に多いので、女性が働きやすい職場だとも感じています。

他科の経験は役立ちますか?

分野の別なく全身の画像を見て診断を行うため、他科との連携も欠かせません。どの科を勉強していても、すべての経験が血肉となります。

医師としての目標は?

「あの先生に読影してもらいたい」と思ってもらえるような医師になりたいです。