研究課題名 | PET-CTのvolumetric parameterを使用した膵癌治療効果判定の検討 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:番号16428) |
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目的 | 膵癌では手術適応や予後の改善のため、術前化学放射線療法が施行されることがあります。その治療効果は臨床所見や画像診断を総合して行われていますが、常により正確な治療効果の評価方法が求められています。一般に、PET/CTでは様々な腫瘍における薬剤の集積の強さの最大値により評価を行っていますが、近年PET-CTにおいて腫瘍を3次元的に捉え、薬剤集積のピーク値や総和を利用することでより精度の高い治療効果の判定を行えることが報告されています。本研究では過去に膵癌に対し術前化学放射線療法を行った患者様の画像を再評価することで、PET-CTの様々な治療効果判定の方法を比較・検討します。 |
方法 | 過去に膵癌に対し術前化学放射線療法後に根治手術を行った患者様で、手術前後に当院でPET-CT検査を行った場合が対象となります。治療前後の造影CTやPET-CT画像において腫瘍のサイズやPET-CTでの薬剤集積を様々なパラメーターを使用して評価し、病理学的な治療効果判定との相関を検討する予定です。 |
医学的・社会的意義 | PET-CT検査において治療効果判定の精度が改善することで、よりよい治療方針の選択に寄与できる可能性があります。 |