研究課題名 | Dual input perfusion CTを用いた肺腫瘍血流の定量評価による肺癌化学療法の治療効果判定法の検討 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号15162 ) |
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目的 | 肺癌に対する化学療法の治療効果判定法として、治療開始から1~数カ月後にサイズ変化を評価することが一般的ですが、治療開始後早期にはサイズ変化は乏しく、治療開始後早期での治療効果判定法として確立されたものはありません。 面検出器を搭載した最新のCTと解析ソフトウェアによるDual input perfusion CTという方法により肺腫瘍の肺動脈血流と気管支動脈血流を定量的に評価することが可能となっており、Dual input perfusion CTによって腫瘍血流の面から評価した肺癌化学療法の新しい治療効果判定法について検討することを本研究の目的とします。 |
方法 | 病歴、臨床・病理所見、画像診断などにより原発性肺癌が疑われ、化学療法を施行予定の患者さんを対象とします。 対象者に対して、本研究の目的・方法・その他について書面を用いて説明し、署名による同意を得ます。 Dual input perfusion CTを治療前、治療開始後1~3日、効果判定時(約6週間後)に撮影し、血流を評価します。その血流データと増大の有無や予後などの臨床情報を比較検討し、効果判定法としての有用性を評価します。 |
医学的・社会的意義 | Dual input perfusion CTの早期治療効果判定法としての有用性が確立されれば、治療変更の判断を早期に行うことができ、より適切な治療を行うことができる可能性があります。 |