研究業績

Diffusion Kurtosis Imagingを用いた縦隔腫瘍の質的診断の検討

研究課題名 Diffusion Kurtosis Imagingを用いた縦隔腫瘍の質的診断の検討
(
大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会: 承認番号16071)
目的 Diffusion Kurtosis Imaging(DKI)は、現在MRI検査で一般的撮像法であるDiffusion Weighted Imaging (DWI)をさらに発展させたMRIの新しい撮像法である。DKIを用いるとDWIでは反映されないような微細な組織構造の複雑性を反映することができ、新しい情報を得ることができるとされている。しかし、DKIにより縦隔腫瘍を評価した報告は少ない。本研究では縦隔腫瘍についてDiffusion Kurtosis Imaging を用いて評価し、その臨床的有用性を検討する。
方法 通常の診療の過程で縦隔腫瘍が疑われ、胸部MRIを受ける必要があると判断され、その検査のため当院放射線部で胸部MRIを受けることとなった患者を対象とする。対象者に対して、本研究の目的・方法・その他について書面を用いて説明し、署名による同意を得る。通常の胸部MRI検査で行われる撮像法に加えてDKIの画像を取得し、DKIの画像から得られるパラメータの診断能や組織型との関連性を調べる。
医学的・社会的意義 MRI検査の診断能向上に寄与する可能性がある。