研究業績

AIRコイルシステム搭載MRI装置による腹部骨盤MRIの画質に関する観察研究

大阪大学医学部附属病院では、画像診断のさらなる発展のため、検査結果の画像や所見を後日研究目的で使用する場合があります。このような研究は倫理委員会の審査を受け、承認された後に関連の研究倫理指針に従って実施されます。

研究期間: 2019年9月1日 ~ 2024年3月31日

〔研究タイトル〕AIRコイルシステム搭載MRI装置による腹部骨盤MRIの画質に関する観察研究

〔研究目的〕本研究の目的は、AIRコイルシステムを搭載した新しいMRI装置で撮影された腹部骨盤領域のMRI画像の画質を評価することです。

〔研究意義〕最新のMRI装置を用いることで従来のMRI装置より画質の向上が期待されますが、本研究で詳細に評価・検討することにより、その画質が十分優れているかどうか検証していきます。

〔対象・研究方法〕 2019年6月1日~2021年12月31日の間(※)に、AIRコイルシステムを搭載した新しいMRI装置(SIGNA Architect)を用いて腹部あるいは骨盤部のMRIを受けられた患者さんの画像データを収集します。得られたMRI画像の画質を放射線科医が評価し、また、適宜、過去のMRI検査と対比し、新しいMRIの画質について検討を行います。その際、診療録に記載されている病歴および診断名を参照する場合があります。また、さらなる画質の評価および将来的な画質の改善につなげるなどの目的で、匿名化された画像データを共同研究施設でこのMRI装置を製造しているGEヘルスケア・ジャパン社およびGE Precision Healthcare LLC(米国本社)に提供する場合があります。

〔研究機関名〕 この研究は、大阪大学、GEヘルスケア・ジャパン(研究責任者:若山哲也)、GE Precision Healthcare LLC(米国本社)(研究責任者:Lisa Augustine)の共同で行われます。

〔使用する情報〕 本研究では、MRIの画像データ、年齢、性別、体重、病歴および診断名などの情報を使用します。

〔個人情報の取り扱い〕 画像データ・その他情報は匿名化を行い、これに関わる個人情報は、個人情報管理者によって厳重に管理されます。研究成果の発表時を含め、外部に公開されることは一切ありません。

〔その他〕この研究のために、患者さんに新たな検査や費用が追加されることはありません。上記期間中(※)に当院ですでに実施されたMRI検査により得られた画像データを本研究のために使用させていただきます。

上記期間中(※)に腹部あるいは骨盤のMRI検査を受けられた患者さんで、ご自身の検査結果などの研究使用をご承諾いただけない場合は、下記の問い合わせ先までご連絡下さい。

ご協力よろしくお願い申し上げます。

研究責任者:大西 裕満

大阪大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科 講師

住所:〒565-0871吹田市山田丘2-2  TEL:06-6879-3434/FAX:06-6879-3439

※ご連絡の際には、お手数ですが、患者さんのお名前/大阪大学医学部附属病院の診察券番号/拒否される研究のタイトル(この研究の場合は「AIRコイルシステム搭載MRI装置による腹部骨盤MRIの画質に関する観察研究」となります)をお知らせください。