研究業績

国際新病理分類に準じた肺腺癌の画像評価とその取り扱い (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号12077)

研究課題名 国際新病理分類に準じた肺腺癌の画像評価とその取り扱い (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号12077)
対 象 これまでに肺腺癌と診断された症例群に対して、その画像および病理組織データを遡及的に収集し、その画像データの取得、および、病理組織データの取得が可能であった症例を対象とする。病理組織像は、専門の病理医により国際新分類に基づいて再診断を行うものとする。尚、本新分類は、以下のごとく肺腺癌を15種類の組織型に細分化しているため、稀な症例収集を行う為にも、他施設の協力が必要である。対象数としては、当院と分担施設を含め、最低500症例を予定している。
研究機関名 大阪大学大学院医学系研究科放射線医学講座
共同研究施設(症例提供施設)は以下とする。
国立がんセンター中央病院、新潟県立がんセンター新潟病院、静岡県立静岡がんセンター、筑波大学、 広島大学
目 的 肺腺癌のCT画像所見と近年提唱された肺腺癌の集学的な国際新分類に基づいてなされた病理組織診断とを対比・検討し、そのCT画像所見の妥当性と治療方針・予後を含めた臨床的有用性を検証することであ
方 法 各画像提供施設からのCTデータを画像データ管理会社に委託して、匿名化した実験用画像データとして整理する。病理データも同様に、virtual slideデータとして、筑波大学大学院人間総合科学研究科診断病理研究室の野口先生に委託し、匿名化した病理データとして整理する。上記データを用いて、放射線学的、病理学的に検討し、統計的に解析する。
医学的意義、
社会的意義あるいは
社会的効果
本研究は、新国際病理分類に基づき、客観的なCT画像評価法を確立することである。このことにより、施設間や評価者間で生じるCT診断や治療方針における誤差を減らすことが可能になると思われる。今後主流になると思われる新たな国際病理分類に基づいた、CT画像研究の基盤的なデータになると思われ、同時に、より正確で普遍的な画像診断や治療方針の決定を可能にすることで、患者さんにとっても、適切な治療法の選択や予後評価を行うことが可能になると予想され、非常に有益な情報になると思われる。
個人情報の取り扱い 本研究成果は学会や学術雑誌等で公表するが、その場合、患者個人が特定できる可能性のある情報は公表せず、年齢、性別のみを表記する。また万一コンピュータ等からデータが流出した場合でもそこから患者を特定できないよう、連結可能匿名化、即ち、ハードディスクに暗号化されたデータで保存し、パスワード無しでのアクセスを不可能とすることによりプライバシーの保護を行う。
問い合わせ先 大阪大学大学院医学系研究科放射線医学講座
研究責任者:富山憲幸
主研究者:梁川雅弘