研究課題名 | 頭蓋内出血患者の造影頭部CTによる病態評価、予後予測 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号12132) |
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対 象 | 2009年1月から2012年6月の間に当院救命センターに搬送された脳出血症例において搬送時に造影CTが施行され、当院で経過観察のCTが撮像された症例を対象とする。 |
研究機関名 | 大阪大学医学部附属病院放射線部 |
目 的 | 本研究の目的は脳出血患者において来院時に施行された造影CTにおける血腫内増強効果の臨床的意義を評価することである。 |
方 法 | 初回造影CTにおける血腫内増強効果の有無や血腫サイズ、脳室穿破の有無といった画像所見を評価し、経過観察のCTにおける血腫サイズの変化や外科的介入の有無、機能予後との関連を評価する。 |
医学的意義、 社会的意義あるいは 社会的効果 |
脳出血の診療において、血腫サイズや脳室穿破の有無といった予後予測因子が知られているが、血腫内増強効果と血腫増大との関連性が近年報告されている。 治療においては保存的加療が主となっているが、外科的介入の適切な時期や新たに開発された製剤の評価が必要とされている。発症時の造影CT所見により血腫増大や外科的介入の必要性など予後予測が可能であれば、より適切な時期に治療介入が可能となり、今後開発される薬剤の適応決定にも有用となりうる。 |
個人情報の取り扱い | 本研究成果は学会や学術雑誌等で公表するが、その場合、患者個人が特定できる可能性のある情報は公表せず、年齢、性別のみを表記する。また万一コンピュータ 等からデータが流出した場合でもそこから患者を特定できないよう、連結可能匿名化、即ち、ハードディスクに暗号化されたデータで保存し、パスワード無しでのアクセスを不可能とすることによりプライバシーの保護を行う。 |
問い合わせ先 | 大阪大学放射線医学講座 渡邉嘉之 当研究の対象に該当される方で、研究への参加をご同意いただけない場合は、問い合わせ先にご連絡下さい |