研究課題名 | CAD(computer-aided diagnosis)システムによる胸部病変のCT画像での定量化、経時的変化の評価 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号10298) |
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目 的 | 胸部のCAD(computer-aided diagnosis)システムの開発・改良を行い、胸部病変の検出精度・診断精度を向上させる。CADシステムを用いて各胸部疾患におけるCT画像で異常所見を定量化し、経時的変化を検討、比較する。 |
方 法 | 当院において、過去に胸部CTを施行された患者で、正常およびさまざまな胸部疾患を有する症例を対象とする。 正常肺を含めたさまざまなパターンの肺病変を有するCTを選別し、CADシステムの初期調整データとして山口大学に提供する。当院で収集された間質性肺炎などのびまん性肺疾患や肺癌・炎症などによる肺結節を有する症例100例程度について、改良されたCADシステムを用いて山口大学で解析し、当院で各疾患の鑑別診断に対する有用性を検討する。また各疾患の経時的変化をCADにて解析し、各疾患の病変が進行していくと画像パターンがどのように変化していくのか、を検討する。 |
医学的意義、 社会的意義あるいは 社会的効果 |
従来主観的に行われていたCT画像評価がCADシステムを用いることにより客観的に行うことができ、診断を行う上での支援および疾患の経過観察における重症度評価についての指標とすることができる。 |
個人情報の取り扱い | 研究成果は、研究対象者を特定できないようにした上で、学会や学術雑誌等で公表する。個人情報は「連結不可能匿名化」を行い、保護する。 |
問い合わせ先 | 大阪大学放射線医学教室 本多 修 |