研究業績

肺動静脈奇形に対するvenous sacを含めたコイル塞栓術の有効性に関する研究

1.研究の対象 2005年8月から2018年12月の間に当院で肺動静脈奇形に対するコイル塞栓術を行った症例を対象とします。この研究に年齢制限はなく、未成年を含みます。
2.研究目的・方法 肺動静脈奇形(肺AVM)は稀な病気ですが、脳膿瘍、脳梗塞、低酸素などの症状を伴うことがあることから発見された場合速やかな治療が必要とされています。
この疾患に対してカテーテルを使って血管にコイルを詰めるのが一般的な方法ですが、どの領域を詰めればより高い治療効果が得られるかは結論が出ていません。
本研究では2005年12月から2018年12月まで行なわれた肺AVMに対するコイル塞栓術の中で、動脈のみを塞栓した症例と、venous sac(動脈と静脈の間にできた瘤状の部分)と動脈の両方を塞栓した症例を分けて、どちらがより治療効果が高かったかを調べます。
3.研究に用いる試料・情報の種類 年齢、性別、病変の部位、CT画像 等
4.外部への試料・情報の提供 取り扱う個人情報はパスワードで管理されたカルテ端末でのみ取り扱います。
情報は大阪大学でのみ取り扱い、記録媒体の持ち出しは行いません。
5.研究組織 大阪大学 放射線部 講師 東原大樹
大阪医科大学 放射線診断科 教授 大須賀慶悟
6.お問い合わせ先 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
住所:〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2

電話番号:06-6879-3434
放射線部 東原 大樹 (研究責任者)

研究代表者:
大阪大学 放射線部 東原 大樹