研究課題名 | 画像による肝線維化評価: MRエラストグラフィとAcoustic Radiation Force Impulse(ARFI)の比較 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会: 承認番号13278) |
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目的 | MRエラストグラフィおよびARFIによる肝硬度・肝線維化評価にどの程度相違があるか評価する。 |
方法 | 慢性肝疾患患者あるいは肝占拠性病変が疑われ、診療の過程で肝臓に対するMRI検査が必要となり、保険診療の範囲内でMRエラストグラフィを含むMRI検査が実施された患者を対象とする。対象者に対し、本研究の目的・方法・その他について書面を用いて説明し、署名による同意を得る。患者への説明と同意取得は消化器内科医が行う。調査項目は以下の通りである。MRエラストグラフィおよびARFIによる肝硬度測定値を比較する。また、患者背景や血液検査データとの関連を解析する。 |
医学的・社会的意義 | MRエラストグラフィまたはARFIによる肝硬度測定によって、肝生検を避けることができるようになれば、肝生検に伴う合併症が回避でき、また生検にかかる費用を削減できる。本研究では、MRエラストグラフィやARFIによって得られる肝硬度値について、基礎的なデータを得ることができ、日常臨床への応用にあたって有益な情報が得られる。 |