研究業績

多機能画像(Multi-parametric image)を用いた脳腫瘍の病態評価

研究に関するお知らせ  

大阪大学医学部附属病院では、画像診断のさらなる発展のため、検査結果の画像や所見を後日研究目的で使用する場合があります。このような研究は倫理委員会の審査を受け、承認された後に関連の研究倫理指針に従って実施されます。

研究期間 2015年5月15日 ~ 2018年12月31日
研究タイトル 多機能画像(Multi-parametric image)を用いた脳腫瘍の病態評価
研究目的 脳腫瘍の悪性度診断や進展度診断は治療方針決定や患者の予後予測に重要です。今まではCTやMRI T1,T2強調画像を用いた評価が行われいましたが、最近の画像診断技術の進歩により、より多方面からの評価が可能となっている。MRIでは拡散画像、潅流画像、MRスペクトロスコピー、核医学ではFDGやmethionineを用いたPET画像、CTでは4D-CTAやCT灌流画像が施行されている。当院でも脳腫瘍術前評価としてMRI拡散画像、潅流画像、FDG, methionine-PET, CTAなどが施行されています。本研究の目的はこのような多くの機能画像を統合的に評価することにより、より正確に脳腫瘍の診断を行えるかを検討することである。
研究意義 多機能画像を用いた脳腫瘍評価において、より正確に腫瘍の悪性度診断、進展範囲診断が可能となれば、治療方針決定や予後予測が精度良く行え、生命予後の延長に寄与することが期待できる。
対象・研究方法 2010年9月から2015年3月末(*)までに画像検査を施行し、当院で脳腫瘍摘出術を施行された患者を対象とする。多機能画像所見と脳腫瘍組織の悪性度、組織を比較し、脳腫瘍診断における多機能画像の有用性を判定する。
研究機関名 大阪大学のみで行われます。
個人情報の取り扱い 画像データ・その他情報は匿名化を行い、これに関わる個人情報は、個人情報管理者によって厳重に管理されます。研究成果の発表時を含め、外部に公開されることは一切ありません。
その他 この研究のために、患者さんに新たな検査や費用が追加されることは一切ありません。上記期間中(※)に当院ですでに実施されたCT、MRI検査により得られた画像データを本研究のために使用させていただきます。
上記期間中(※)にCT,MRI検査を受けられた患者さんで、ご自身の検査結果などの研究使用をご承諾いただけない場合は、下記の問い合わせ先までご連絡下さい。ご協力よろしくお願い申し上げます。

研究責任者:渡邉 嘉之
大阪大学医学部附属病院 放射線診断科 准教授
住所:〒565-0871吹田市山田丘2-2
TEL:06-6879-3434/FAX:06-6879-3439
※ご連絡の際には、お名前/大阪大学医学部附属病院の診察券番号/拒否する研究のタイトルをお知らせください