診療案内

Interventional Radiology (IVR)

診療内容紹介

IVRは、血管造影・超音波・CTなどの画像診断装置を用いて画像ガイド下に経皮的(針穴を介して行う)手技を行う比較的新しい分野です。その対象は、小児から高齢者まで全身の幅広い疾患に渡ります。IVRは、がん診療(オンコロジー)、血管診療、消化器診療、呼吸器診療、救急医療、小児医療、移植医療など、様々な分野の診断や治療過程において必要不可欠な選択肢になっており、院内各診療科から依頼を受けています。2014年4月には阪大病院にIVRセンターが開設され、IVR専門医師・放射線技師・看護師らがチームとなり、より安全なIVR診療を目指しています。必要に応じて、IVR専門外来での患者診察や、放射線科病棟への入院受け入れも対応しています。また、夜間・休日の緊急IVRも随時オンコール対応しています。

主なIVR:

腫瘍塞栓術:肝腫瘍、腎腫瘍、頭頸部腫瘍、骨軟部腫瘍、子宮筋腫
血管塞栓術:内臓動脈瘤、血管奇形、大動脈瘤エンドリーク、消化管静脈瘤、精索静脈瘤
血管形成術:閉塞性動脈硬化症、腎血管性高血圧症、透析シャント不全、移植肝血管狭窄
静脈系:IVCフィルター、中心静脈カテーテル・ポート留置、副腎静脈サンプリング
止血術:外傷性・医原性出血、消化管出血、喀血、産科出血、鼻出血
CTガイド下腫瘍生検・アブレーション(肝癌ラジオ波凝固療法・腎癌凍結療法)
胆道・膿瘍・嚢胞ドレナージ、胆管ステント など

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