研究業績

肝動脈化学塞栓術後に完全壊死する肝細胞癌の予測因子 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号12378)

研究課題名 肝動脈化学塞栓術後に完全壊死する肝細胞癌の予測因子
(大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号12378)
対 象 平成13年から平成23年の間に外科的切除前に選択的肝動脈化学塞栓術(以下TACE)を施行した患者さん。
研究機関名 大阪大学医学部附属病院放射線部
目 的 外科切除前に施行したTACEによって肝細胞癌の完全壊死が引き起こされる予測因子を後方視的に検討すること。
方 法 上記対象者の既存のCT、MRI画像、血液検査データ、診療録記述、病理データベースを用いて調査する。
外科的手術後の病理組織所見からTACEによって引き起こされた肝細胞癌の壊死率を把握し、TACE前画像所見、臨床所見、TACE時血管造影所見から完全壊死する肝細胞癌の予測因子に関して、統計学的検討を行う。
医学的意義、
社会的意義あるいは
社会的効果
TACEによって完全壊死する肝細胞癌の予測因子を把握することにより、切除不能肝細胞癌の治療効果を上昇させることが期待できる。そのことにより、質の高い日常診療の維持及び国民の健康の向上に寄与することとなる。
個人情報の取り扱い 研究成果は学会や学術雑誌等で公表するが、その場合、患者個人が特定できる可能性のある情報は公表せず、年齢、性別のみを表記する。また万一コンピュータ等からデータが流出した場合でもそこから患者を特定できないよう、連結可能匿名化、即ち、ハードディスクに暗号化されたデータで保存し、パスワード無しでのアクセスを不可能とすることによりプライバシーの保護を行う。
問い合わせ先 大阪大学放射線医学教室 前田 登
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