研究課題名 | 四肢静脈奇形に対する経皮的硬化療法の臨床的評価 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号12143) |
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対 象 | a)適格条件 当院にて経皮的硬化療法を施行された静脈奇形のうち下記を満たす症例 1) 四肢の病変 2) 最終治療から6カ月以上が経過している 3) 初回治療時に10歳以上の症例 |
研究機関名 | 大阪大学医学部附属病院放射線部 |
目 的 | 前向き・後向きの観察研究として、四肢に生じた静脈奇形に対する経皮的硬化療法を当院にて施行した患者にアンケート調査を行い、臨床的有用性や安全性の長期的評価を評価し、術前画像診断や経皮的硬化療法施行時における予後予測因子の検討を加えて、経皮的硬化療法の臨床的な価値を評価する。 |
方 法 | 四肢に生じた静脈奇形に罹患し、当院にて2000年3月から2012年5月までに経皮的硬化療法が施行された症例について、該当手技の介入前患者情報や治療情報、さらに介入後患者情報を計測収集する。さらに患者にアンケート調査を行い、患者のセルフアセスメント評価や臨床情報を計測収集する。 |
医学的意義、 社会的意義あるいは 社会的効果 |
静脈奇形に対する経皮的硬化療法は、低侵襲的で反復しやすく、第一選択に適した治療であるが、希少疾患であるが故に診療ガイドラインやエビデンスレベルの高い報告はなく、更なるエビデンスの蓄積が必要とされている。本研究によって四肢静脈奇形に対する経皮的硬化療法についての臨床的有効性や安全性、さらには予後予測因子を検証することが期待される |
個人情報の取り扱い | 「連結可能匿名化」を行い、個人情報を保護する。(研究対象者のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく符号又は番号をつけて匿名化を行う。研究対象者とこの番号を結びつける対応表は外部に漏れないように厳重に保管する。)また、ネットワークから切り離されたコンピューターを使用して、外部記憶媒体(USBなど)に記録され、それは鍵をかけて厳重に保管する。 |
問い合わせ先 | 大阪大学放射線医学教室 中村 純寿(当院実務担当者)、大須賀 慶悟(当院研究責任者) 当研究の対象に該当される方で、研究への参加をご同意いただけない場合は、問い合わせ先にご連絡下さい |