研究期間 | 2013年08月15日 ~ 2018年12月31日 |
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研究タイトル | 肺腫瘍の定量的画像特徴解析 (Quantitative image feature analysis of lung tumors) (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会: 承認番号13147) |
研究目的 | 本研究は、過去に孤立性肺癌と診断された患者の画像データを用いた遡及的な研究である。画像データから、肺癌に該当する肺結節を自動検出し、その結節内部の構成成分、特に、すりガラス成分、充実成分を自動的に解析できるソフトウェアを開発する。更に、結節内部の特徴をテクスチャ解析にて定量化し、その解析データを用いることで、統計学的に予後を予測できるソフトウェアの開発も行う。画像データを用いた定量評価が、予後予測を可能とし、より適切な患者の治療方針を立てる上で有用となり得るかを検討する。 |
研究意義 | 近年、CT技術の進歩に伴い、CTにて、肺癌が早期発見される機会が増えた。しかしながら、初期の段階での診断や治療方針を立てるのは難しい。特に、すりガラス状の陰影を呈する結節では、長期間経過観察されている例も多く、経過観察にて腫瘍が増大した場合に手術になることも多い。この様な場合、CT画像にて3次元的に定量評価することにより予後がある程度予測することができれば、経過観察でよい肺癌とすぐ治療を必要とする肺癌を客観的に予測できる可能性があり、臨床的に有用であると考えられる。 |
対象・研究方法 | 孤立性肺癌と診断された当院、およびスタンフォード大学の患者のCT画像データを遡及的に用いる。 |
研究機関名 | 大阪大学、スタンフォード大学で行われます。 |
個人情報の取り扱い | 画像データ・その他情報は匿名化を行い、これに関わる個人情報は、個人情報管理者によって厳重に管理されます。研究成果の発表時を含め、外部に公開されることは一切ありません。 |
その他 |
この研究のために、患者さんに新たな検査や費用が追加されることは一切ありません。 該当する患者さんで、ご自身の検査結果などの研究使用をご承諾いただけない場合は、下記の問い合わせ先までご連絡下さい。ご協力よろしくお願い申し上げます。 研究責任者: 富山 憲幸 研究実施者: 梁川 雅弘 |