研究業績

ガドリニウム造影剤に関連した一過性呼吸困難の調査研究

研究課題名 ガドリニウム造影剤に関連した一過性呼吸困難の調査研究
(大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会: 承認番号15593)
目的 近年、米国からMRI造影剤(ガドキセト酸)投与による一過性呼吸困難の事象が報告された。本研究では、多施設(国内10施設予定:主幹施設 山梨大学医学部)のデータ解析を通して、ガドキセト酸投与下の一過性呼吸困難およびそれに伴う画質劣化の出現頻度を調査する。また、他のガドリニウム造影剤との比較検討を行う。
方法 上腹部のダイナミック造影MRI検査実施時に、研究についての口頭同意を患者さんから取得する。検査時における呼吸停止完遂の有無を検査担当技師が調査票に記入する。検査終了後に担当放射線技師が副作用の有無につき問診を行い調査票に記載する。データは匿名化した上で、主幹施設である山梨大学に送られ、解析が実施される。
医学的・社会的意義 MRI検査の安全性や診断能の向上に寄与する可能性がある。