研究業績

CT画像形態分析による肝線維化評価

研究課題名 CT画像形態分析による肝線維化評価
(大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号13265)
目的 CT画像上の肝臓形態を統計アトラスの手法により分析して、慢性肝疾患における肝線維化の程度を推定するコンピュータ手法を開発し、その診断能をレトロスペクティブに評価する。
方法 大阪大学医学部附属病院で2005年7月1日から2013年6月30日までに肝切除(肝移植を含む)を行った20歳以上の患者(80名以上)を対象とする。2005年7月1日~2013年6月30日までの間のCT画像、病理組織検査、血液生化学検査のデータを収集する。CT画像により得られる肝の形態を統計アトラスに基づいて分析し、病理組織検査による肝線維化ステージと比較して、本法の診断能を評価する。
医学的・社会的意義 本法が有用であれば、慢性肝障害患者において肝生検を避けることができるようになる可能性がある。これにより、肝生検に伴う合併症が回避でき、また生検にかかる費用を削減できる。
本研究に画像データ提供をしたくない患者さんについて 患者さんの中で、自らのデータを本研究に使用してほしくないとお考えの方は、拒否することができます。担当者(放射線医学講座: 堀 雅敏)までご連絡下さい。