研究業績

びまん性肺疾患に対する320列CTを用いたwide volume scanの有用性の検討(大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号09238)

研究課題名 びまん性肺疾患に対する320列CTを用いたwide volume scanの有用性の検討(大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号09238)
目 的 びまん性肺疾患の患者を対象として320列CTを用いたヘリカル・スキャン(従来の撮影方法)とノンヘリカル・スキャン(wide volume scan)を用いて撮影し、画質を比較することにより、wide volume scanの有用性・問題点について検討する。
方 法 当院および共同研究施設において、びまん性肺疾患の精査のため胸部単純CT撮像予定の患者の中で、本研究に同意した患者を対象とする。
胸部単純CT撮像に来院した患者に対し、添付の説明文書に沿って本研究の意図を説明し、インフォームド・コンセントの取得を原則とする。CTの撮像は現在行われているヘリカル・スキャンに追加してノンヘリカル・スキャン(wide volume scan)の撮影を行う。
CT画像において、描出されている各CT所見の画質を複数の読影者がグレーディングを行う。読影実験で得られたデータを解析することにより、wide volume scanの有用性および問題点を検証する。
医学的意義、
社会的意義あるいは
社会的効果
Wide volume scanによる撮影で従来よりも高画質の画像を得られ、CT診断能の向上が期待される。この成果は、他の医療機関を含めた多くの患者さんの胸部CT診断における、よりよい撮像法の選択に役立つ貴重な情報となる。
問い合わせ先 大阪大学放射線医学教室 富山憲幸