研究課題名 | 呼吸下CTによる肺腫瘍・縦隔腫瘍の周囲浸潤評価(大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号09183) |
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目 的 | 肺腫瘍や縦隔腫瘍の周囲組織への浸潤評価は治療方針や術式を決定する上で重要である。本研究の目的は呼吸下にCTを撮像し、腫瘍の可動性を解析することにより周囲組織への浸潤の診断精度を向上させることである。 |
方 法 | 肺腫瘍・縦隔腫瘍の手術予定患者で、術前CTにおいて胸壁・胸膜・肺・大血管などの周囲組織に接しており、浸潤の可能性がある症例を対象とし、本研究の主旨を説明して同意を頂く。 通常行われるCTよりも低線量を用いて、病変のある部位を深吸気~深呼気~深吸気の一呼吸分を経時的に撮像する。呼吸下CTの判定が正しかったのかどうかは手術結果と比較して行う。 |
医学的意義、 社会的意義あるいは 社会的効果 |
これまでの静止したCT画像に呼吸による肺腫瘍・縦隔腫瘍の動きを加えることで周囲組織への浸潤評価の精度が向上し、治療方針や術式を決定する上での指標にできる。 |
問い合わせ先 | 大阪大学放射線医学教室 富山憲幸 |