研究業績

エピルビシンを使用した肝動脈化学塞栓術(TACE)抵抗性肝癌に対するシスプラチン使用TACEの当院における成績(大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号09276)

研究課題名 エピルビシンを使用した肝動脈化学塞栓術(TACE)抵抗性肝癌に対するシスプラチン使用TACEの当院における成績(大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号09276)
対 象 平成18年から平成21年の間に2nd lineとしてシスプラチンを使用したTACEを施行した患者さん。
研究機関名 大阪大学医学部附属病院放射線部
目 的 塩酸エピルビシン使用TACE抵抗性肝癌に対し2nd lineとしてシスプラチン使用TACEを施行した患者の治療成績を後ろ向きに検討すること
方 法 上記対象者の既存のCT、MRI画像、血液検査データ、診療録記述を用いて調査する。
TACE前後の肝病巣の腫瘍径、個数、及び転移巣を肝癌集学的治療効果判定基準、RECIST、EASLの基準を用いて視覚的に評価し、奏効率を求める。有害事象、生存曲線など求め、統計学的検討することで評価を行う。
医学的意義、
社会的意義あるいは
社会的効果
切除不能肝細胞癌において、TACE反復時、抗癌剤を変更することで、治療の選択肢を拡げ、治療効果を上昇させることが期待できる。そのことにより、質の高い日常診療の維持及び国民の健康の向上に寄与することとなる。
個人情報の取り扱い 研究成果は学会や学術雑誌等で公表するが、その場合、患者個人が特定できる可能性のある情報は公表せず、年齢、性別のみを表記する。また万一コンピュータ等からデータが流出した場合でもそこから患者を特定できないよう、連結可能匿名化、即ち、ハードディスクに暗号化されたデータで保存し、パスワード無しでのアクセスを不可能とすることによりプライバシーの保護を行う。
問い合わせ先 大阪大学放射線医学教室 前田 登
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