研究業績

研究課題名:胸部腫瘍の画像診断への深層学習システムを用いた人工知能の応用:システムの構築と診断能に関する多施設共同研究

研究責任者名  医学系研究科放射線医学統合講座放射線医学・助教 梁川雅弘
研究期間        2018年09月25日 ~ 2023年12月31日
対象者

胸部領域の疾患を対象とする。過去に肺癌などの肺腫瘤や、胸腺腫/胸腺癌などの縦隔腫瘤が指摘・診断された症例を対象とし、retrospectiveに解析を行う。

具体的には、2009年1月~2017年12月に各施設で肺癌などの肺腫瘤の精査の為、CTやMRI検査を受けられた方、

2009年1月~2017年12月に各施設で胸腺腫/胸腺癌などの縦隔腫瘤の精査の為、CTやMRI検査を受けられた方、とする。

尚、対象は20歳以上の症例を対象とし、健康人を対象としない。

意義・目的

本研究の目的は、肺腫瘍や縦隔腫瘍といった胸部腫瘍のCT画像データから病理組織診断の予測や病理学的浸潤成分による悪性度予測を行う為の人工知能システムを工学部と共同で開発し、また、その画像学的診断能を放射線科医の診断能と比較・検討することで、放射線科医の為の画像診断補助システムの構築に役立て、それらの技術発展を目指すことである。

方法

本研究データは,全て診療録(カルテ)情報を転記して行います。カルテから転記する内容は診療記録(性別、年齢、病歴、血液検査データ、画像データ、病理組織所見)を含むが、特定の個人を識別できないものに限ります。

共同研究機関

広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 応用生命科学部門 放射線診断学

教授 粟井和夫

国立がん研究センター 中央病院 放射線診断科

科長 楠本昌彦

大阪大学国際医工学情報センター

特任教授 三宅 淳

データビリティフロンティア機構

特任准教授 新岡 宏彦

*最終的に、大阪大学に情報を集め大阪大学(研究責任者 梁川 雅弘)が解析します。

個人情報の保護について

画像データ・その他情報は匿名化を行い、これに関わる個人情報は、個人情報管理者によって厳重に管理されます。研究成果の発表時を含め、外部に公開されることは一切ありません。該当する患者さんで、ご自身の検査結果などの研究使用をご承諾いただけない場合は、下記の問い合わせ先までご連絡下さい。ご協力よろしくお願い申し上げます。

問合せ・苦情等の窓口

研究責任者:梁川 雅弘
大阪大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科 助教

研究実施者:梁川 雅弘
大阪大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科 助教
住所: 〒565-0871 吹田市山田丘2-2
TEL: 06-6879-3434/FAX: 06-6879-3439
※ご連絡の際には、お名前/大阪大学医学部附属病院の診察券番号/拒否する研究のタイトルをお知らせください。