研究業績

深層学習による腹部領域におけるPET/CT 18F-FDG集積の分類

1.研究の対象

2020年1月1日から2021年8月31日までの間に、大阪大学医学部付属病院において、大腸癌や卵巣癌の腹膜播種などの腹部領域の悪性腫瘍を中心とした症例の、既に取得されたPET/CTの画像を収集する。また症例選択の基準として、実施されたPET/CT検査に関する情報(検査日時、検査時年齢、検査室、依頼時病名など)や、その際に記載された読影レポートを抽出し、参考とする。

2.研究目的・方法

本研究の目的は、腹部領域においてPET/CTで悪性所見を検出する自動化システムの開発を行うために、
(1)対象疾患を含む放射線画像に対するアノテーション付きデータセットの構築
(2)人工知能技術を利用した放射線画像診断支援アルゴリズムの開発と臨床的性能評価
を行う。
尚、研究期間は、研究機関の長の許可日から2024年3月31日とする。

3.研究に用いる試料・情報の種類

PET/CT画像,病歴・画像所見データなど.

4.外部への試料・情報の提供

なし。

5.利益相反について

なし。

6.研究組織

大阪大学大学院医学系研究科人工知能画像診断学共同研究講座
特任教授 木戸尚治
大阪大学大学院医学系研究科人工知能画像診断学共同研究講座
MD 西垣大毅

尚,データセンターは,大阪大学大学院医学系研究科人工知能画像診断学共同研究講座に設置する.

7.問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい.ご希望があれば,他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で,研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい.また,試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので,下記の連絡先までお申出ください.その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません.

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

大阪府吹田市山田丘2-2 大阪大学大学院医学系研究科人工知能画像診断学共同研究講座
電話:06-6879-3432
担当者:西垣大毅
研究責任者:
大阪大学大学院医学系研究科人工知能画像診断学共同研究講座
特任教授 木戸尚治