研究課題名 | 3次元CT画像データによる肝体積測定 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号11084) |
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目 的 | 生体肝移植術前の肝体積評価において、2次元CT画像データの代わりに3次元画像データを用いる手法の有用性と問題点をレトロスペクティブに検討する。 |
方 法 | 大阪大学医学部附属病院で2011年1月以前に肝移植手術を受けたドナーおよびレシピエントのうち、それぞれ連続する30名(ドナーとレシピエントの合計60名)を診療録から選び出して、本研究の対象集団とする。対象症例のCT画像データを本院の画像サーバーからダウンロードし、連結可能匿名化を行う。2次元画像、3次元画像のそれぞれについて、画像ワークステーションを用いた肝体積測定を行う。この際、体積測定処理に必要な時間を記録し、煩雑性の目安とする。CTにより測定された肝体積を手術時に実測された肝体積と比較して、それぞれの測定精度を算定する。肝体積測定精度およびそれぞれの処理に必要な時間について統計的に検討する。 |
医学的意義、 社会的意義あるいは 社会的効果 |
2次元CT画像データ、3次元CT画像データのそれぞれを用いた肝体積測定法について、精度および煩雑性の面での優劣が明らかとなる。これにより、今後の日常臨床の現場で、どちらを用いるのがより適切であるか判定することができる。医療スタッフの労力という限られた資源の有効活用にもつながる。 |
本研究に画像データ提供をしたくない患者さんについて | 患者さんの中で、自らのデータを本研究に使用してほしくないとお考えの方は、拒否することができます。担当者(放射線医学講座: 堀 雅敏)までご連絡下さい。 |