研究課題名 | 肝細胞癌に対する肝動脈塞栓術:技術的側面と予後についての後方視的研究 Japanese Society of Transcatheter Hepatic Arterial Embolization Clinical Research Group (JSTHAECRG)-2010-01 (大阪大学医学部附属病院臨床研究倫理審査委員会:承認番号10197) |
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対 象 | 2003年1月から2004年12月の間に肝細胞癌の初回治療が肝動脈塞栓療法(Transcatheter hepatic arterial embolization、以下TAE)の患者さん、あるいは肝切除後再発に対する初回治療がTAEの患者さん。 |
研究機関名 | 主任研究施設:三重大学 協力研究施設:大阪大学、北海道大学、鳴海病院、大田原赤十字病院、国立がん研究センター、帝京大学、慈恵会医科大学、県立静岡がんセンター、金沢大学、福井県済生会病院、愛知医科大学、愛知県がんセンター、京都第一赤十字病院、大阪市立大学、関西医科大学、奈良県立医科大学、兵庫医科大学、岡山大学、広島大学、高知県立医療センター、高知大学、福岡大学、鹿児島大学、沖縄県立南部医療センター |
目 的 | 後方視的に肝細胞癌に対するTAEの成績を全国的に調査し、その有用性を検討する。特に技術面が予後に与える影響を重要課題として検討する。 |
方 法 | 上記対象者の既存のCT、MRI画像、血液検査データ、診療録記述を用いて、個人識別(年齢・性別・生存状況)、既往歴、臨床診断、画像診断、肝動脈塞栓手技、肝内再発、肝外再発、の各項目を調査票に記入する。記入された調査票の匿名化データは、事務局(三重大学)に送られ、さらに施設毎の匿名化を行い、全体のデータベースを作成する。 検討可能なデータ収集がなされた症例を評価対象症例とし、生存率、再発率、TAEの技術面での検討、予後因子(特にTAE技術が予後に与える影響)を評価する。 |
医学的意義、 社会的意義あるいは 社会的効果 |
TAEの本邦における現状が把握でき、特に技術的要因が予後に与える影響が明らかになる。そのことにより、質の高い日常診療の維持及び国民の健康の向上に寄与することとなる。 |
個人情報の取り扱い | 連結不可能匿名化された個人情報は情報提供施設である当院より主任研究施設である三重大学に提供されるが、さらにそこで施設毎の匿名化が行われる。このデータは、三重大学でセキュリティー管理(コンピュータのロック、個人認証、暗号化ソフト、戸締り)により厳重に保管される。 本研究の結果を医学学術集会や医学論文に発表する場合、患者の氏名やイニシャルなど個人が特定できる情報は公表せず、完全に匿名化がなされる。 |
問い合わせ先 | 大阪大学放射線医学教室 前田 登(当院実務担当者)、大須賀 慶悟(当院研究責任者) 当研究の対象に該当される方で、研究への参加をご同意いただけない場合は、問い合わせ先にご連絡下さい。 |